後始末1. CloudFormation スタックの削除

この手順の目的 [why]

CloudFormationスタック"handson20171225"を削除します。

完了条件/事前条件 [設計者用情報]

完了条件 [after]

主処理は、以下を満たしたときに成功したものとします。

完了条件1
CloudFormationスタック"handson20171225"のステータスが"DELETE_COMPLETE"になっている。

事前条件 [before]

主処理の実施は、以下の状態であることを前提とします。

事前条件1
CloudFormationスタック"handson20171225"が存在する。
事前条件2
CloudFormationスタック"handson20171225"のステータスが"CREATE_COMPLETE"になっている。

前提と異なることが判明した場合、直ちに処理を中止します。

作業対象 [what]

  • CloudFormationサービス

標準時間

8分

前提条件

作業権限条件 [who]

本作業は、以下の作業権限を有する人が行います。

作業権限条件: CloudFormationへの権限

CloudFormationに対してフル権限があること。

作業環境条件 [where]

本作業は、以下の作業環境で行います。

作業環境条件1: OSとバージョン

Amazon Linuxの以下のバージョンで動作確認済

コマンド:

cat /etc/issue | head -1

結果(例):

Amazon Linux AMI release 2016.09

作業環境条件2: シェルとバージョン

bashの以下のバージョンで動作確認済

コマンド:

bash --version -v | head -1

結果(例):

GNU bash, バージョン 4.2.46(1)-release (x86_64-redhat-linux-gnu)

作業環境条件3: AWS CLIのバージョン

以下のバージョンで動作確認済

  • AWS CLI 1.11.117

コマンド:

aws --version

結果(例):

aws-cli/1.14.16 Python/2.7.12 Linux/4.4.11-23.53.amzn1.x86_64 botocore/1.8.20

バージョンが古い場合は最新版に更新しましょう。

コマンド:

sudo -H pip install -U awscli

開始条件

作業に必要なモノ・情報 [resource]

作業開始には、以下が全て揃っていることが必要です。

リソース1: CloudFormationスタック名

  • 作成するCloudFormationスタックの名称です。
  • 今回は"handson20171225"とします。

作業開始 [when]

以下を全て満たしているとき、作業を開始します。

  • 開始の指示があった場合。

タスクの実施

0. パラメータの指定

まず変数の確認をします。

変数の確認:

cat << ETX

  # 0.a. AWS_DEFAULT_PROFILE:"<CloudFormationのフル権限を許可されたプロファイル>"
         AWS_DEFAULT_PROFILE="${AWS_DEFAULT_PROFILE}"
  # 0.b. AWS_DEFAULT_REGION:"ap-northeast-1"
         AWS_DEFAULT_REGION="${AWS_DEFAULT_REGION}"

  # 0.1. CF_STACK_NAME:"handson20171225"
         CF_STACK_NAME="${CF_STACK_NAME}"

ETX

下段の変数が入っていない、もしくは上段と同等の値が入っていない場合は、それぞれの手順番号について作業を行います。

0.a. プロファイルの指定

プロファイルの一覧を確認します。

コマンド:

cat ~/.aws/credentials \
 | grep '\[' \
 | sed 's/\[//g' | sed 's/\]//g'

結果(例):

iamFull-prjz-mbpr13
<CloudFormationのフル権限を許可されたプロファイル>

変数の設定:

export AWS_DEFAULT_PROFILE='<CloudFormationのフル権限を許可されたプロファイル>'

0.b. リージョンの指定

変数の設定

export AWS_DEFAULT_REGION='ap-northeast-1'

0.1. CloudFormationスタック名の指定

CloudFormationスタック名を指定します。

変数の設定:

CF_STACK_NAME='handson20171225'

再確認

設定されている変数の内容を再確認します。

変数の確認:

cat << ETX

  # 0.a. AWS_DEFAULT_PROFILE:"<CloudFormationのフル権限を許可されたプロファイル>"
         AWS_DEFAULT_PROFILE="${AWS_DEFAULT_PROFILE}"
  # 0.b. AWS_DEFAULT_REGION:"ap-northeast-1"
         AWS_DEFAULT_REGION="${AWS_DEFAULT_REGION}"

  # 0.1. CF_STACK_NAME:"handson20171225"
         CF_STACK_NAME="${CF_STACK_NAME}"

ETX

1. 前処理

処理対象の状態確認

主処理の実施は、以下の状態であることを前提とします。

前提と異なることが判明した場合、直ちに処理を中止します。

事前条件1: CloudFormationスタック"handson20171225"が存在する。

「CloudFormationスタック"handson20171225"が存在する。」ことを確認します。

コマンド:

aws cloudformation list-stacks \
  --query "StackSummaries[?StackName == \`${CF_STACK_NAME}\`].StackName"

結果(例):

[
  "handson20171225"
]

事前条件2: CloudFormationスタック"handson20171225"のステータスが"CREATE_COMPLETE"になっている。

「CloudFormationスタック"handson20171225"のステータスが"CREATE_COMPLETE"になっている。」ことを確認します。

コマンド:

CF_STACK_STATUS=$(\
  aws cloudformation list-stacks \
  --query "StackSummaries[?StackName == \`${CF_STACK_NAME}\`].StackStatus" \
  --output text \
) \
  && echo ${CF_STACK_STATUS}

結果(例):

CREATE_COMPLETE

2. 主処理

CloudFormationスタックの削除

変数の確認:

cat << ETX

  # CF_STACK_NAME:"handson20171225"
    CF_STACK_NAME="${CF_STACK_NAME}"

ETX

コマンド:

aws cloudformation delete-stack \
  --stack-name ${CF_STACK_NAME}

結果:

(戻り値なし)

3. 後処理

完了条件の確認

主処理は、以下を満たしたときに成功したものとします。

前提と異なることが判明した場合、直ちに処理を中止します。

完了条件1: CloudFormationスタック"handson20171225"のステータスが"DELETE_COMPLETE"になっている。

「CloudFormationスタック"handson20171225"のステータスが"DELETE_COMPLETE"になっている。」ことを確認します。

コマンド:

CF_STACK_STATUS=$(\
  aws cloudformation list-stacks \
  --query "StackSummaries[?StackName == \`${CF_STACK_NAME}\`].StackStatus" \
  --output text \
) \
  && echo ${CF_STACK_STATUS}

結果(例):

DELETE_COMPLETE

完了